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2008年2月29日(金)
美味しいコーヒーが飲めるのは…
今泊まっている宿のキッチンには、常に美味しいコーヒーが常備してあって、宿泊者はただで飲める。だから、キッチンからはいつもコーヒーのいい香りがしている。部屋からは、常に葉っぱの香りがしてくるし、なんとも香り豊かな宿である。

まあそれはいいとして、コロンビア人はほんとによくコーヒーを飲む。自分の勝手な予測だが、みんな毎日最低4〜5杯は飲んでるんじゃなかろうか。街中に無数にあるカフェは、常に人で賑わってるし、それ以外にもポットと紙コップ持ってコーヒー売り歩いてるおっちゃんがいたりなんかして、その路上売りのコーヒーを片手に立ち話してる人なんかも街角のあちこちで見かける。

たしかに、コロンビアで飲むコーヒーは美味いし、だからみんなも飲むんだろう。コロンビアに来る前にいたグアテマラもコーヒーは有名だが、そんなにコーヒーが美味いとは思わなかった。グアテマラの場合は、良質のコーヒー豆はほとんど輸出用にまわされるから、グアテマラ国内で飲むコーヒー自体は大して美味くはないということらしい。

グアテマラは小さなな国だし、コーヒー以外に特にこれといった強力な輸出品があるわけでもないから、できたコーヒーは自国で消費せず、輸出に回さなきゃいけないんだろう。

それに対して、コロンビアは自前の美味しいコーヒー豆が国内にもちゃんと出回ってるから、コーヒーが美味しいんだろう。ただ、こうやって美味しい豆が国内にもちゃんと出回ってるのは、コーヒーの輸出だけに頼ってばかりいるわけではないからで、そのコーヒー以外の重要な輸出品といえば、やはり麻薬ということでしょうか。

コロンビアコーヒーを味わいながら、コロンビアで美味しいコーヒーが飲めるのは、白い粉のおかげかもしれないと考えてしまうのは考えすぎでしょうか?(笑)


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2008年2月28日(木)
コロンビア葉っぱ事情
今日の夕方、宿の部屋にいたらドアをノックする音が聞こえたんで、誰かと思って開けてみると、ホテルの従業員だった。しかも、なぜかギター片手に。

なんでギター持ってんだろうと思っていると、いきなり「このギターの調律してくれよ!」と、ノリノリで言われる。

「いや、ギターの調律はできねえよ。」と返事をすると、「おまえならできると思ったんだけどなあ。」と全く根拠のないことを言いながら、アディオスと言い残して去って行った。

最初は酔っ払ってるんかと思っていたが、あとからこの宿に長いこと泊まってる日本人の人に聞くところによると、マリファナをやってばっちりキマッテいたようだ。

この従業員、たまに勤務中か勤務明けかは知らないが、この宿でマリファナを吸ってハイテンションになってることがあるらしい。

ただ、ホテルのオーナーも、この従業員がたまにマリファナをやってるのは知ってるらしい。それでもべつにクビになったりしないのは、やはりここがコロンビアだからだろうか?おそらく、お酒飲んで酔っ払うのと同じくらいのもんと考えてるんだろう。

この宿のフロアー歩いてても、だいたいどっかの部屋から葉っぱの匂いがしてくるしなぁ。マリファナやるくらい大したことないんだろうこの国は。そう思った今日の夕暮れ時でした。


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2008年2月27日(水)
塩の教会
ボゴタ近郊の町シパキラというところに行ってきた。ここには塩山があって、なんとその中に塩でできた教会がある。もとは、この塩山で働く労働者のお祈りの場として造られたようで、今はその珍しい塩の教会を観に訪れる人でにぎわっている。

      

             塩の教会1

      

             塩の教会2

塩山の中にあるんで、当然壁なんかも塩でできてるわけで、なめたらしょっぱかった。ほんとに塩でできてるんだと実感(笑)。

中の教会は、荘厳なたたずまいで今まで観た教会のなかでは一番好きかもしれない。それにしても、塩山の中にこれだけでかい教会を造るとは驚きだ。

ここで、ミサ聞いたら雰囲気あっていいんだろうな〜。結婚式を挙げるのもいいかもしれない。まだ独身の方は、ここで海外挙式などいかかでしょうか?雰囲気あっていいかと思いますが。ただ、日本からはちと遠いけど…


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2008年2月26日(火)
ボゴタ
2夜連続の夜行バスと、ちょっと強行日程だったが、無事に朝方コロンビアの首都ボゴタに到着。

 

以前から抱いていた首都ボゴタのイメージは、北斗の拳の世紀末犯罪都市を思わせるような感じ(笑)。街中を歩いている人もまばらで、歩いているのはゴロツキどもや、アル中、薬中といった感じだった。

しかし、実際来てみたら、キレイな高層ビルが立ち並ぶなかなかおしゃれな街だった。コロンビアだけに街中いたるところにカフェがある。それこそ、10mおきにコーヒーを飲ませる店があるといっても言い過ぎじゃないくらい多くのカフェがある。さすが、コロンビア。

通りには、ビジネスマンや学生といろんな人が歩いてるし、全然イメージとはちゃうかった。(当り前か…)

おしゃれな街ボゴタ。これが、実際に来てから抱いたボゴタの印象かな。全然、前からもってたイメージと違いますが…


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2008年2月25日(月)
岩山と絶景
夜行バスに10時間ほど揺られ、朝7時半くらいにメデジンに到着。

 

そのあと当然のことながら、宿探しという流れになるわけだが、メデジンは宿がかたまってあるわけじゃなく、あちこちにちらばっているようだったので、カルタヘナの宿やロンプラなんかで仕入れた宿情報をもとに、4軒ほど目ぼしい宿をピックアップしておいた。

バスターミナルから、そのピックアップしてきた宿に電話して部屋があるか聞いてみたんだが、なぜかどこもフル…ありえねぇ〜と思いつつ、ちょっと途方に暮れる。

宿をどうしようかと悩んだ挙句、ここのバスターミナルには荷物預かり所があったんで、そこに荷物を預けて観光に行って、夕方帰ってきてから、また今夜も夜行バスで移動することにした。

もともと1泊しかする予定なかったし、特にこれといった目的があってメデジンに来ようと思ってたわけでもなく、ダイレクトで首都のボゴタまで行くとキツイから来ようと思ったところだ。

情報ノートに一言だけ、ここの近くに景色のいいところがあるというのを見て、中継がてら1泊でちょっくら見に行ってみるかなんていう軽いノリで来ただけだからな。ロンプラにも1行、大きな岩とキレイな景色が楽しめる、というめっちゃアバウトな紹介しかされていないくらいマイナーなところだし、どうせ大したことないだろう。ちゃちゃっと見に行って、ボゴタに行っちまおうということになった。

というわけで、荷物を預けてやって来たのが、ピエドラ・エル・ペニョールというところ。ほとんど全くといっていいくらい、なんの前情報も持たずにやってきた。知ってるのは、大きな岩があって景色がいいらしいということだけ。

そして実際に行ってみたら、意外や意外、かなりいいところだった。とにかく景色が素晴らしかった。大きな岩というのが高さ200メートルくらいあって、その一番上から見る景色が最高だった。

 

        巨大な岩山。頂上に展望台が。

      

           頂上からの景色1

 

           頂上からの景色2

たしかに、大きな岩があって景色が素晴らしいところだった(笑)。「岩山の頂上から見る入り組んだ入り江と緑の景色が素晴らしい。」こんくらい書いて紹介してくれればいいのに。

なんとなしに観に来たところだったが、素晴らしい景色を堪能できて、来た甲斐があった。

そして、これから荷物を受け取って夜行で移動。少々ハードだが、宿もないんでしょうがないか。


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2008年2月24日(日)
コロンビアバス事情
コロンビアは日本の3倍以上の国土があるんで、当然移動も長距離となることが多く、長距離バス網がかなり整備されている。そして、長距離ということは夜行バスもふつうにあるわけだが、数年前までは、コロンビアで夜行バスに乗るのは、ゲリラに襲撃される確率が高く、地元の人間も乗るのを避けていたらしい。

しかし、現在はある特定の路線を除けば、ゲリラに襲われる確率はかなり少なく、自分たちも利用するにあたっていろいろと人に聞いたが、全然問題ないよという返事ばかりだったのと、地元コロンビアの人も今では普通に利用してるようなんで、夜行バスを利用することにした。

そして、なんとおもしろいことにコロンビアのバスは値切りが可能なのだ。以前からそう聞いてたんで、夕方バスターミナルに行き、自分たちの行き先のバスの値段をいくつかのバス会社のカウンターで聞くと、まあだいたい同じような値段を言ってくる。カウンターでは、正規の値段か、まけてくれてもちょっとだけしかしてくれない(カウンターでも多少はまけてくれること自体おもしろいが)。

じゃあ、どうやってまけてもらうかというと、コロンビアの長距離バスは、運転手自身が客引きもやってて、出発間際なんかのバスだと、運転手と直接交渉したら、かなり安くなることが多いようだ。2〜3割は普通に安くなるみたいだ。

自分たちも値切り交渉したが、最初の言い値から4割くらい引いた値段で乗れたんで、ちょっと驚きだ。いったいコロンビアのバスの値段体系はどうなってるのか不思議になってしまった。別に、どこのバス会社も胡散臭い会社という雰囲気でもなく、ターミナルにちゃんとしたオフィス構えてるようなところだし、いったいどうなってるんだろうか?

利用する方としては、割り引いてくれる分にはありがたいことだが。

こんな感じで、コロンビアの長距離バスは値切れますんで、間違っても正規の値段では乗らないようにしましょう。


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2008年2月23日(土)
ボルカン
今日は、ボルカンといういうところに行ってきた。ボルカンとは、スペイン語で火山という意味だ。じゃあ火山に行ってきたんかというと、そういうわけではない。猿山くらいの大きさの火山型の山と呼んでいいか分からないくらいのちっちゃな山があって、その頂上、火山でいえば噴火口のところに、おもしろいものがあるのだ。

 

      これがボルカン。頂上に秘密が。

頂上に何があるかというと、どろどろのマグマではなく、マグマの代わりにこんなもんが!

  

      マグマじゃなくて、泥浴場がある。

水着着用で入るんだが、中は意外に深いようで足はつかない。泥の抵抗が強いんで、泥に浮いている感じ。感触は、今まで体験したことないなんとも言えない不思議な感じ。

 

         みんな地底人になってた

 

            自分も地底人に

      

            全身灰色!

あがったあとは、泥を洗い落とさないといけないわけだが、これはすぐ横の湖にそのまま入って洗い流すようになっている。

自分が洗いに行ったら、洗面器を持ったおばちゃんが待ち構えていて、体を洗ってあげると言ってきたが、金をせびられるのが目に見えてたんでお断りした。それにも関わらず、強引におばちゃんは俺の体を洗ってくる。やめてくれというのに、実に強引だ。なんとか、水深の深い所に行っておばちゃんの強引な攻めを回避する。おばちゃんは、洗面器で3回くらい俺の体に水をかけただけのくせに1jよこせと言ってきたが、無視して体を洗って帰ってきた。

初めての泥浴は、新感覚でなかなか楽しい思い出となりました。コロンビアにお越しの際は、ぜひお試しを!


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2008年2月22日(金)
コロンビア裏事情
昨日から滞在しているコロンビア。この国はコーヒーも有名だが、麻薬大国としても世界的に有名だ。

そんな麻薬大国コロンビアだが、ああやっぱりこの国は、ほんとに麻薬大国なんだなあということが意外な場所で実感させられた。

その場所というのは、なんと銀行。

昨日、コロンビアに入国したということで、宿に着いたあと、コロンビア通過が必要なんで両替に行った。両替するお金はもちろん米ドル。今回は、トラベラーズチェック(T/C)じゃなく、米ドルキャッシュを両替に持って行ったんで、手続きも簡単に済んですぐに帰れるだろうと思っていた。

が、最初に行った銀行で両替しようとしたら、米ドルの両替はやってないと断られる。というか、この銀行は両替業務をやってないと言われる。ここって銀行でしょ?両替できないなんてことがあるんかい?そう思ったが、まあ名もない小さな銀行かなんかで、そんで両替はやってないんやろなと思い、別の銀行へ。

しかし、ここでも両替を断られてしまう…そのあとも2軒回ったが、結果は同じで両替できなかった。

最後に行った銀行で、どこで両替できるか聞いたら、CITY BANK かBANCOLOMBIAとかいうコロンビア最大手の銀行でなら両替できると教えてもらう。

CITY BANKが米ドルを扱ってくれるのは当然なんで、実質ここカルタヘナで米ドルが両替できるコロンビアの銀行は、このBANCOLOMBIAだけのようだ。

一応、両方の銀行のレートを見てから両替しようと思い、2つとも行ってみたが、T/Cよりもキャッシュのほうがレートが悪い。こんなんなら、T/C持ってきたらよかったと思っていたら、キャッシュとT/Cのレートの他に、もう一つレートが表記してある。これってなんだろうと思い聞いてみると、クレジットカードでのキャッシングのレートらしい。今までいろいろな国で両替してきたが、クレジットカードでのキャッシングのレートが書いてある国は初めてだ。しかも、そのクレジットのレートが1番いい。米ドルキャッシュと比べたら、カードの手数料を考えても5%以上もお得だ。

ということで、両替はせずにクレジットカードでコロンビアペソを引きだして帰ってきた。

話を最初に戻して、この銀行での両替のエピソードと麻薬の話が、どこで結びつくかというと、あとから分かったことだが次のような事情によるらしい。

コロンビアはコーヒーの輸出と麻薬の密売に伴って、この黒い粉と白い粉に支払われるお金が米ドルっちゅうことで、コロンビア国内に米ドルがだぶついてるらしい。特に麻薬の取引で、多額の米ドルが国内に入ってくるようだ。おまけに、コロンビアは米ドルの偽札の流通量がかなり多いらしく、こういった事情もあって銀行も米ドルを扱いたがらないといことだ。

ごく最近までは、銀行で100ドルのT/Cをコロンビアペソに代えて、そのコロンビアペソを持って両替屋に行って米ドルキャッシュを買ったら、104ドルとか105ドルになるという錬金術があったらしい。このことからも、この国でいかに米ドルがだぶついてるかがうかがえる。

こういう事情で、米ドルキャッシュがなかなか両替できないあげくにレートが一番悪く、コンピューター上の手続きで済んで、偽札をつかまされる心配のないクレジットカードが、レートが一番いいという状況になっているようだ。

それにしても銀行という意外なところで、コロンビアの裏事情を知ることになったのだった。


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2008年2月21日(木)
コロンビアに来ちゃいました…
ようやく、9ヶ月ちょっといた中米の旅を終えて南米へ。南米最初の国は、コロンビア。パナマ・シティーからカルタヘナという町まで、プロペラ機で飛んできた。



正直、旅に出る前はコロンビアは避けて通ろうかと思っていたんだが、なぜか来てしまいました。そもそも、コロンビアには麻薬、売春、マフィアといったダークなイメージしかなく、危険な国という先入観があった。

1994年のワールドカップアメリカ大会の時なんかは、バルデラマというスター選手率いるコロンビアチームは、優勝候補の一つとさえ言われるくらい強かったが、予選リーグでエスコバルという選手がオウンゴールをして負けてしまった。結局、その試合が尾を引いて、コロンビアは予選落ちしてしまうんだが、そのおかげで賭けで大損こいてキレたマフィアが、エスコバル選手を撃ち殺してしまった…

まず、それでコロンビアはヤバいという先入観が出来上がってしまった。

さらに、初めて海外旅行に行った時に、これまでかなりいろんな国を旅してきたという人に、どこの国が危なかったかと聞いたら、返ってきた答えはコロンビア…

今から10年以上前の話だろうが、その人が通りを歩いてたら、目の前で人が撃たれたらしい…それだけでもショッキングだが、なんと撃った野郎は警官に3ドル払って見逃してもらってたらしい。殺人が3ドルでカタがついてしまう国コロンビア…

もうこの頃には、コロンビアは絶対にヤバい国だというイメージが出来上がっていた。そして、間違っても一生行くことはないだろうと思っていた。いや、行かないと決意していた。

でも、なぜか来ちゃいましたコロンビア(笑)。

そもそも、なんで危険危険と思ってたコロンビアに来たかというと、コロンビアに行ったという人の話を聞くと、みんなコロンビアはいいよ〜、人も優しいし、美人も多いし、絶対行った方がいいよと勧められたからだ。美人が多いから行った方がいいというのは、リサーチした対象が男性にかなりシフトしていたためかもしれないが。

まあ、とにかくコロンビアに行ったという人みんなから勧められ、旅行者としての常識を持って行動してれば、今のコロンビアは問題ないよという生の情報を信じて、それならいっちょ行ってみるかということで、コロンビア行きを決行した次第です。

とりあえず今日は、空港から宿までの移動と、飯を食いに宿の周りをちょろっと歩いたが、発砲現場を目撃したりすることもなく、特に問題ありませんでした(笑)。


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2008年2月20日(水)
買い物
朝8時の飛行機(ほんとは6時半発だが、また遅れた)に乗って、サンブラスからパナマシティーに戻ってきた。前回泊まった旧市街の宿に荷物を預けてきてたんで、今回もその宿にチェックインして、荷物を部屋に放り込んでそのまま新市街に買い物へ。

パナマは、宿代は他の中米諸国に比べたら高いが、それ以外の物価はかなり安い。ビールが45セント(約50円)だし、輸入物のビールもめっちゃ安い。ギネスの缶ビールが70円位で売っている。マックのビックマックのセットが約3ドル(約300円)といった感じ。洋服や日用品なんかも、これから北上するにしろ南下するにしろ、ここパナマで揃えといたほうがいいと聞いてたんで、そういったものを買いに来たわけだ。

嫁さんの化粧品と笠、自分の水着と買ったが、確かに他の国と比べたら安かったんで良かった。あと物じゃないけど、パナマはネットカフェでかける国際電話がめちゃ安い。日本まで1分5セント(約5円)と、日本で携帯使うより安い。

そもそも今日買い物に来た理由は、明日飛行機でコロンビアに移動するから。ようやく中米を脱出して、南米インでございます。予想外に長居して楽しんだ中米だった。南米もいろいろと見どころ多いんで楽しみだ。


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2008年2月19日(火)
サンブラス2日目
サンブラス2日目。今日は、午前中ボートでビーチに連れて行ってもらう。ビーチといっても、1周3分くらいのこれまた小さな島(ペロ島っていうらしい)だが。



          ペロ島のビーチ

そこのビーチは、かなり浅い所に沈船があって、そこにいろんな魚が住みついていて、シュノーケリングでもかなり楽しめた。ちなみに、シュノーケリングセットは一緒に行ったお金持ちのドイツ人が貸してくれた。彼は5分くらい潜ったあとは、ビーチで奥さんとお父さんとビールを飲みはじめ、もうシュノーケリング使わないから、これ貸してあげると言って貸してくれたのだ。おかげでシュノーケリングできたわけだが、俺の使ってた時間の方がはるかに長かったぞ…

まあドイツ人なんで、シュノーケリングよりも、浜辺で大好きなビールを飲んでた方が楽しいのかもしれない。

ビーチから宿に帰ってきたら、なにやら巨大アンコウといった感じのグロテスクな魚が桟橋に上がっていて、ちょうどそれをさばいてるところだった。どうやら、今日の晩飯になるらしい。胃袋からは丸のみしたカニが出てきた。そっちのカニの方が美味そうだったが、カニは海に放り投げられてしまった…見かけがグロテスクな物ほど美味いともいうので、カニは諦めて今日の晩飯に期待しよう。

      

           晩のおかずとカニ

午後からは、すぐ近くの島にあるモラ博物館に連れて行ってもらう。博物館といっても、20畳くらいのスペースしかなかったけど。案内板もガイドもスペイン語のみだったんで、詳しくは分からなかったが、とりあえず雰囲気だけでもと思い聞いていたが、ドイツ人夫妻はちゃちゃっと見終えて、外でいちゃつきながら、あい変わらずビールを飲んでいた。

博物館のあとは、これまたすぐ近くのウチュブアラという島へ。ここは、まあまあ大きな島で(といっても半径50メートルくらい)、人も多く住んでいる。家の軒先に、モラを下げて売ってる家が目立つ。写真をとろうとしたら、1jと言ってきたりと、ちょっとツーリスティックな感じがして残念な気もしないではないが…

欲しいデザインのモラもなかったんで、何も買わずに宿へ戻り、夕飯の時間。昼にさばいてたあの魚がフライになって出てきた。味は普通の白身魚といった感じで、見かけと違ってあっさりして美味しかった。

夜は10時に電気が落ちるんで、今日も10時に就寝。すぐそこの海から聞こえてくる波の音が、相変わらず心地よかった。


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2008年2月18日(月)
コテージ
パナマで有名な織物にモラというのがある。パナマの大西洋沖に浮かぶサンブラス諸島に住むクナ族が作る織物だ。





            これがモラ

      

         モラ族のおばちゃん

パナマ・シティーでも出稼ぎに来たクナ族のおばちゃんが路上で売ってたり、お土産屋でも普通に売ってるんで、モラを買うぶんにはパナマ・シティーでも十分なんだが、ここはぜひ実際にサンブラス諸島まで行って、生のクナ族を見てみたいということで、今日から2泊3日でサンブラス諸島に来ることにした。

サンブラス諸島へ行くには、パナマからコロンビアへ5泊6日くらいかけて行くヨットで、途中ここに寄ることもできるんだが、揺れが半端なくかなりしんどいということで、船酔いする嫁さんには地獄の船旅となることが目に見えてたんで、ちょっとリッチにパナマから往復の飛行機で行くことにした。

朝6時発の飛行機だったが、遅れて7時半発に。こんなことなら4時半起きせずに、もう少し宿で寝れたのに…

遅れはしたが、飛行機に乗っていざサンブラス諸島へ。行った人の話を聞けば、海は半端なくきれいで、この世の楽園だ!ということだったが、あいにく今日の天気は曇…ちと残念。明日晴れてくれることを願うのみ。

小さな島に滑走路が1本だけの飛行場に到着し、ロンプラに乗ってる宿の人が予約客を迎えに来てたんで、空き部屋はあるか聞いたらあるということで、その宿に泊まることに。飛行場から宿まではボートで移動。

宿に着くと、普通の部屋とコテージの2タイプあるがどうする?と聞かれる。お〜!2タイプも部屋があるとはなかなかの宿じゃないか。2つとも見せてくれと頼むと、1つはどこの安宿でも見かけるような感じの普通にベットだけが置いてある部屋。もう一つはクナスタイルの部屋で、砂の上にベットを置いて、雨風がしのげるように屋根と壁がとりあえずあるようなコテージ?風の部屋。どっちもどっちだったが、せっかくならクナスタイルのコテージ?のほうがいいかと思いそっちにした。



            泊まった宿

      

            中の様子

最初は、壁も隙間だらけで虫とか大丈夫かと思っていたが、全く問題なかった。むしろ、夜はすぐ横の海から聞こえてくる波の音を聞きながら寝れて気持ち良かった。こっちにして正解だったな。


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2008年2月17日(日)
カエルと木
エル・バジェという所に行ってきたが、目当ては黄金のカエルと幹の四角い木。嫁さんは、これプラス市場でのお買い物。

今日見てきた黄金のカエル。黄色に見えなくもないが、黄金ということにしておこう。



下は幹の四角い木。写真じゃ伝わりにくいが、四角にはなってた。

      

今日のところは、こんなもんでしょうか。


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2008年2月16日(土)
ガイド?
今日は、パナマ・シティーから車で1時間くらいの所にあるチャグレス国立公園というところにツアーで行ってきた。

ここには、付近を流れるチャグレス川沿いにエンベラ族という先住民が生活していて、その集落を訪れた。個人で集落にアクセスするのは、ほとんど無理のようだったのでツアーに参加したというわけだ。

今回のツアーには、俺らを含めた客6人と運転手、あと俺らが英語が話せるガイドがいたら付けて欲しいと行ったんで、英語通訳の兄ちゃん。英語通訳といっても、そもそもこの兄ちゃん、ツアー会社で俺がデスクで申し込んだ時の担当の兄ちゃんだ。いつもは、スペイン語だけでいいんで運転手がガイドも兼ねてるらしいから、兄ちゃんもここに来るのは初めてとのこと。

公園に着いて、ボートに乗ってまず初めに連れて行ってもらったのが、小さな滝壺。ここでひと泳ぎしようというわけだ。しかし、俺らは水着を持ってきてなかった…というより、水着がいるなんて聞いてなかった。ツアー内容確認した時も、兄ちゃんは滝で泳ぐなんて一言も言ってなかったしな。

兄ちゃんも、俺に水着を持って来いと言わなかった自分のミスのせいと思ったんだろう。俺の水着を貸すから、泳いできなよと俺に言ってきた。いやいや、そんな、そこまでしてもらわなくてもと一瞬だけ思ったが、冷静に考えてみたら、なんで俺も持ってきてない水着をこの兄ちゃんがちゃっかり準備してきてんだ。俺より泳ぐ気満々やったんかい!そう思うと、借りても問題ないような気がしてきたんで、水着を借りて滝でひと泳ぎした次第である。

兄ちゃんは泳げなくて残念そうだったが、まあサービス第一ということで諦めてもらった。

滝で泳いだあとは、ボートで川を上って集落を訪れるわけだが、この移動中も兄ちゃんが一番デジカメで写真を撮っては、にこにこしながらはしゃいでいた…

集落に着いてからは、踊りや食事、村の風習を見聞きしながら過ごしていたが、この時もこの兄ちゃん率先してガイドじゃなく観光してた。

腕にエンベラ族特有のボディーペイントしてもらったり、お土産買ったりと実に楽しそうだった。

集落で過ごす時間を終えボートで帰る時間になり、集落の下の川まで行くと、運ちゃんがもうちょい時間があるから、この川でひと泳ぎしてから帰ろう言うのでそうすることに。

自分は、もう泳がないだろうと思ってて、さっき帰り際に着替えてきたばっかりだったんで、また着替えるのは面倒臭いなと思っていた。

と、そこに兄ちゃんがやって来て、「ここでもう一度泳ぐの?」と、実に俺に川で泳がないでくれ的な視線を投げかけてきた。完全に自分が今度は泳ぎたいから、水着を返してくれといった感じだった…

まあ、自分も滝で泳げたし、着替えるのも面倒くさいから、水着貸してくれてありがとう、もう泳がないから君が泳いできなよと、紳士的な返事をしてあげる。

その言葉を聞いた彼は目を輝かせて、その場でおしり丸出しにしながら水着に着替えてて、喜々として川へ飛び込んでいった。川での彼のはしゃぎぶりを見てるだけでもけっこう楽しかった。

川でのひと泳ぎを終え、岸まで戻って来て無事にツアーは終了。最後まで、兄ちゃんは目を輝かせて実に楽しそうだった。もちろん、この兄ちゃんは、英語の通訳もちゃんとしてくれたんだけど、ほんと今日は仕事に来たというよりも、観光に来たという感じでした。

きっと、彼が一番今日のツアーを満喫したことだろう…


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2008年2月15日(金)
パナマ運河
パナマといえば、当然パナマ運河ということで見学に行ってきた。みんなその名前くらいは、昔の社会の時間に聞いたことがあるから知ってるだろう。

太平洋と大西洋を繋いで、そこを船が通過できるというわけだが、なかなかそのからくりというか仕組みが面白かった。

自分のイメージでは、運河ってのはただ陸地をガンガン掘って、同じ高さで海と繋げただけと思ってたけど、全然違うことがよく分かった。

今日の運河見学は、大変勉強にもなり良かった。

運河の詳しい仕組みについては、嫁さんがブログに書いてますんでそちらをご覧ください。


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2008年2月14日(木)
便利やね〜
今日は、新市街へツアーの申し込みや飛行機のチケットの手配へ出かけた。

ツアーは、旅行代理店で直接申し込んだが、飛行機のチケットは、いろいろ代理店をあたったが、代理店で買うよりネットで買うのが一番安かったんで、ネットで申し込むことにした。

パナマの新市街には、ヒルトンやらコンチネンタルといった5つ星ホテルがいくつもあるんで、『エル・パナマ』っていう、なんでもかつてサミットの会場にもなったこともあるというホテルのロビーで、勝手にWi-Fiをひろってネットで飛行機のチケットを手配した。

パナマ国内線の往復チケットとコロンビア行きの片道チケットを買ったんだが、実に簡単に手配できてしまった。こんなんで本当に席が確保されてるんだろうかと、ちょっと不安になるくらいだ。

今までいろいろと飛行機のチケットを買ってきたが、ネットで買ったのは、実は今回が初めて。いや〜、世の中ネットのおかげで便利になったもんだね〜と、ホテルのロビーで今更ながら一人関心しておりました(笑)。


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2008年2月13日(水)
宿がない…
朝の5時頃、パナマの首都パナマ・シティーに到着。



まだ外は真っ暗だったので、明るくなるのを待ってから街へと移動。

パナマ・シティーは、新市街と旧市街に分かれていて、旅行者向けの宿は治安もいい新市街に多いんで、自分らももちろん新市街に泊まることに。

今回は、知り合いから聞いていたお薦めの宿があったんで、そこへと直行したが満室だと言われる。すぐ近くに同じような宿が2軒あるから、そっちを当たってみたらと言われ行ってみたが、1軒は同じく満室で、もう1軒は移転してた。

他にこの辺りに安い宿はなさそうなんで、タクシーで移転した宿まで行ったが、結局ここも満室。なんで、こんなに満室ばっかりなんだ?ちょっとばかし途方に暮れつつ、こうなったら仕方がないので、新市街に比べたらちょっと治安が悪い旧市街で宿を探すことに。

旧市街までは離れているんで、タクシーで行こうとしたが、タクシーのおっちゃんにそっちには今は行けないと断られる。なんでか聞くと、旧市街の方に行く大通りでデモがあっていて、危ないから行けないとのこと。デモが終わるまでは、旧市街には行けないからそれまで待てと言われる。

仕方がないので、喫茶店に入って時間をつぶす。昼頃になって、ようやくデモも鎮静化し旧市街の方にも移動できるようになったので移動。

しかし、ここでもなかなか宿が見つからない。安くてきれいな宿はどこも満室だし、空き部屋がある宿があっても、窓が割れてたり、めっちゃ汚かったりで、なかなか部屋が見つからない。

ようやく探しに探した挙句、自分たちのニーズにあった宿が見つかる。

結局、朝の7時前から宿さがしを始めて、終わったのは夕方の4時前。夜高バスでの移動後だったんで、なおのこと疲れた。

日の出前に着いたのに、チェックインしたのが夕方頃になるとは。久々に宿探しに苦労させられた…


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2008年2月12日(火)
チキン家族
午後発の国際バスで、パナマへ。16時間と久々の長距離移動。



16時間もバスに乗ってるわけだから、ちょっとした食料や水を準備してバスに乗るわけだが、バス停でバスを待ってる時に、自分たちの前に座ってた太っちょの関取3人家族は、バケツサイズの容器に入ったケンタッキーのチキンを二つ抱えていた。もちろんでっかいコーラ付き。おそらく、一つの容器で20ピース以上は入ってたんじゃないかな。

まさか、3人であれだけの量を食べるんだろうか?考えただけでも恐ろしい…いや、きっと文字通り太っ腹なだけに、乗客みんなに一個づつ振舞うつもりなのかもしれない。

関取家族のケンタッキーの動向が気になりつつ、バスに乗車。ひょっとしたら、チキンが食えるかもしれないなどという淡い期待をしていたが、チキンは貰えなかった…

やっぱり、3人でむしゃむしゃと2バケツとも完食してしまいやがった!もうその豪快な食欲には、あっぱれと賛辞を送るしかなかった。

しかし、彼らの旺盛な食欲はこれだけでは満たされていなかったようだ。

チキンをひとしきり食いまくって、2時間くらい経った頃に、バスはドライブインへと入って行った。ここで夕飯というわけだ。

さすがに、さっきあんだけチキン食ったんやから、ここじゃあ、あの家族も食事しないだろうと思っていたが、彼らの食欲は自分の想像をはるかに超えていたようで、ここでもしっかり食事されておりました。しかも、またチキン…よっぽどチキンが好きなのね。そう声をかけてあげたかった。

きっと、朝飯もパナマについてチキン食うやろなあ…


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2008年2月11日(月)
もう1泊
本当は、今日の昼にパナマに移動しても良かったんだけど、銀行に行く用事があったりしたんで、明日パナマへ移動することにした。

ということで、コスタリカ滞在を1日延ばす。休んでないで、早く移動しろよと突っ込まれそうだが…


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2008年2月10日(日)
いまいち…
今日は、サンホセからバスで2時間くらいのイラス火山というところを観に行ってきたが、正直しょぼかった…

一応、ここはサンホセから近く、それで火山が観れるということもあって、当然観光客も多い。毎日、観光用の定期バスが出てるくらいだ。

しかし、実際に行ってみると、昔の大噴火でできた3つの火口湖が観れるとかなんとかガイドブックに書いてあったが、展望台を作ってる位置が悪くて全景が見えない。もっと見えるところにこういうもんは造るべきだろう。遠くから、ちっちゃな火口が一部見えるだけ…

阿蘇のほうが、よっぽどいいと思ってしまった。これで入場料一人10ドルも取りやがって。ちょっとあり得ない。まあ観光で食っていこうって国だから、いろいろと観光地を紹介するのは分かるけど、今日のここは値段と全く釣り合ってなかった。

おまけに、帰りのバスが時間通りに来ないと思ったら、待機中にバッテリーが上がってしまって、エンジンがかからなくなってたらしい。エアコンつけっぱなしにして寝てたかなんかしてたんだろう。

結局、山の麓からバスを呼んで、バッテリーを元に戻し1時間半遅れで帰途へ着くことに。

なんか不完全燃焼な1日だったなぁ…


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2008年2月9日(土)
PS3
朝起きて宿のロビーで、管理人の兄ちゃんにいきなりプレイステーション3(PS3)は日本じゃいくらするんだと聞かれた。

正直、いくらなんか知らなかったが、とりあえず10万円はしなかったように記憶してたんで、そう教えてあげると、兄ちゃんはふぅ〜とため息をついた。

なんなんだろうと思って話を聞けば、コスタリカじゃどんなに安くても1000ドル以上するらしい。PS3は、高級品だから俺らには欲しくても手が届かない代物なんだと切々と語られた。

そして、お前はPS3を持ってるのかと聞かれ、持ってないよと答えたら、なんで持ってないんだと、ちょっとキレた感じで質問されてしまった…そんな値段なら日本人はみんな買うだろうとまで言っていた。

なんでって言われても、とりあえずそんなに欲しいと思うもんじゃなかったからね。それに、日本人みんなPS3買おうと思ってないから…

どうやらというより、間違いなく宿の兄ちゃんはゲーマーで、ものすごく今PS3が欲しいみたいだ。いろいろとゲームの名前を質問されたりしたが、一切分からず、最後はちょっと気不味い雰囲気にまでなってしまった…むこうは日本人なら、知っていて当然といった感じだったけど、明らかに日本人を誤解している…

日本人みんなPS3持ってないっすから。みんながみんなゲーマーじゃないっちゅうねん。そう突っ込んでやりたかった。

ゲーム天国ニッポン。宿の兄ちゃんには日本人はみんなゲームに興じる民族だと思われているようだ。

全然違うんだが…


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2008年2月8日(金)
バス停
今日の昼過ぎのことだが、観光から帰ってくる時、バスに乗ろうとして、いつものように路上で手を挙げてバスを停めようとしたら、無視されて停まってもらえなかった。

なんなんだよ、乗車拒否かよ!こら!

そう思っていたら、そばを歩いていたおっちゃんが、バスはちゃんとこの先のバス停じゃなきゃ停まってくれないよと教えてくれる。

なに?バス停じゃなきゃバスが停まらない?めんどくさい国だな、コスタリカは。今まで旅してきた国は、ほとんどどこでも、手を挙げたらそこでバスが停まってくれたぞ。観光立国だかなんだかしらないが、ちょっと他の中米の国とは違いますよってことですかい。

バスが停まってくれないことを理由に、ちいとばかしコスタリカに批判的になっていたんだが、冷静に考えてみれば、日本はコスタリカと同じようにバス停でしかバスが停まってくれなかったことを思い出した(笑)。どうやら、こっちで長いこと旅してる間に、バスは自分の好きな所で停まってくれるもんだとばかり思っていた。

帰国して、その辺で好き勝手にバスを停めようとしないように気をつけねば(笑)。


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2008年2月7日(木)
動物園
今日は、宿の近くの動物園に行ってきた。とりあえず宿からすぐだし、中米の珍しい動物でもいるかなと思って行ってみた。あんまり期待はしてなかったが、予想通りというか大したことなかった。それだけ…


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2008年2月6日(水)
インド人宿
今泊まっている宿に、インド人が2人泊まっている。一人は、ひょろひょろのネズミ男のような男だが、なかなか愛想はいい奴だ。もう一人は、元プロ野球選手の伊良部みたいなごつい顔をした男で、こいつはすこぶる愛想が悪い。こっちが、あいさつしてもブスッとしてるだけだ。

このインド人二人組、基本的にいつも朝から晩まで宿にいて、ロビーで映画を観ている。ちょっと暇になったら、パソコンでインドミュージックをかけて、鼻唄を歌いながらネットをするくらいで、ゴロゴロとばっかりしてやがる。

腹が減ったら自分たちで自炊してるようで、インドから持参したスパイスだかなんだか知らないが、キッチンにはスパイシーな香りが立ち込めている。カレーもどきでも作ってるんだろう。別に、この臭いは嫌いじゃないが、というよりむしろ好きな方なんで、自分はかまわないんだが。

そして、極めつけはここでチャイまで作ってることだ。わざわざ、ティーパックの袋を破ってからお茶の葉を煮詰めて、これにもチャイ用のスパイスを入れて本格的に作ってやがる。やはり、普通のミルクティーじゃ満足できないようだ。

う〜ん、中米にいるのになぜかインドにいるような気がするのは気のせいだろうか…


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2008年2月5日(火)
おのぼりさん
今日は、サンホセ市内をブラブラ散策。さすが、首都だけに人も多いし店も多い。最近、田舎暮らしが続いてたんで、溢れる人や物に目をキョロキョロしながら歩いていた。もう完全におのぼりさん状態。

そして、食事もファーストフードと完全に田舎から町に出てきた時のお決まりパターン(笑)。

久々のポテトとハンバーガーとコーラは美味かったっす。都会の味がしたずら。


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2008年2月4日(月)
サン・ホセへ
首都サン・ホセへ移動。



朝5時発のバスで、サンタ・クルスというところまで行って、そこで乗り換え。最近、やたらと早起きばかり続いている。ただ、今回は朝早いこともありバスで座れたからよかったが、代わりにバスの中の砂煙がすごかった。窓が割れてたり、床も穴が開いてたりするバスで未舗装の道路を走るもんだから、車内にめっちゃ砂煙が立ちこめている。ちょっと息苦しいくらいだった。

サンタ・クルスに着いた頃には、荷物や服は当然ながら、髪の毛まで真白になってた…

普段は、セレブ・パッカーということで小奇麗にしてるんだが、今日は小汚い格好のまま、サン・ホセ行きのバスに乗り換える。首都行きのバスかどうかは知らないが、さっきのバスよりかは格段に快適。

こうして、夕方にサン・ホセに到着。かなりの都会だ。いきなり、田舎からやって来たんで、そのギャップに驚く。

目当ての宿までタクシーで行ったが満室だったんで、別の宿に。今までと比べると、宿の値段がかなり高く感じるが、まあ首都だからしょうがないところか。

明日から1週間くらい、久しぶりに都会での生活を楽しむこととするか。


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2008年2月3日(日)
カメづくし
なんと今日は4時半起き。またしても、カメの産卵を観るためだ。というのも、昨日の夜カメの産卵を観て帰る時に、また明日の朝も来てカメの産卵を観たらいいわよ。朝明るくなってからなら、全然カメの写真撮っても構わないからとガイドに言われ、カメの産卵シーンが写真に撮れるならばと、早起きしたわけだ。

5時に浜辺に到着。まだ辺りは真っ暗。浜辺を歩きつつ、目を凝らしてカメがいないか探しているといました!海から上がってきたばかりのカメが。

そのカメの後ろについて、今日もじっと産卵の見学。

これからは、写真中心でどうぞ。



          卵を産む穴を掘るカメ



           産卵中の涙(?)

      

           産み落とされた卵



             卵(拡大図)

      

             朝日とカメ

      

         産卵を終え海を目指す



             あと一息!



            元気でなぁ〜

こんな感じで、今日は明るいなか昨日同様、産卵シーンを最初から最後まで観れた。早起きしてきた甲斐があったというものだ。

他に何匹かまだカメがいたが、そのカメたちも海に帰って行き、もうほかにカメはいないかなと浜辺を探していると、まだ1匹だけ残っているカメがいた。

そのカメの周りに3人ほど人がいて、なんだか心配そうにそのカメを見つめている。何事かと思って見ていると、どうやら海へ帰る途中で力尽きたのか、海を目指して歩こうとはしているが、ほとんど進めない…

しばらく観ていたが、他の3人も帰り始め、最後に帰ろうとするおばさんに、鳥がこのカメを狙ってるからなんとかこのカメが海に帰るまで、鳥からこのカメを守ってあげてと頼まれる。

分かったと言って引き受けたはいいが、カメは全然前に進まない…もはや自分の体が重すぎて動けないようだ。このままじゃ、息絶えて鳥に喰われてしまう。

このまま目の前で、カメが息絶えていくのを観るのは、あまりにも忍びないので、本当は手を貸すべきじゃないのかもしれないが、カメが海へ帰るのを手伝うことにした。

カメが動くのに併せて、二人係りでカメを持ち上げてやる。こうしてやると、カメも体が軽くなって前へ進めるようになった。

波打ち際までの何十メートルかを手伝ってやる。体の半分くらいまで水に浸かるようになったとこらで、カメもひとりで前に進めるようになり、そのまま海へと帰って行った。

ひと仕事?終えて、浜辺にカメもいなくなったんで宿に帰ろうと歩いていると、なにやら小さな物体が動いているのが遠目に見える。なんだろう?と思って近づいてみると、なんと孵化したばかりの子カメじゃないか!その子カメが海を目指して歩いているところだった。

3匹の子カメが、小さな体で一生懸命海に向かって歩く姿に感動!!

      

          海を目指す子カメ



          小さくてかわいい



        子カメのちっちゃな足跡

      

        もうちょいだ!がんばれ!

ただ、100個近い卵を産んだのに、歩いているのはたった3匹だけ。孵化する前に犬や鳥に食べられたり、孵化した後でも同様に食べられてしまう。今日も、実際この3匹の子カメを狙って、鳥たちが周りをうろうろしていた。

鳥たちに喰われてたまるかと思い、子カメが無事に海に帰るまで子カメを護衛することに。鳥を威嚇しつつ子カメを見守る。

小さいだけに、なかなか前に進まない。全然違う方向に行ったりする子カメもいる。

長い時間をかけて、ようやく海にたどりついたかと思ったら、波が強いのですぐに打ち上げられて、その辺でひっくり返ってバタバタしてる。

なかなか海へと入っていけない子カメたち。親でもなんでもないのに、ハラハラドキドキしながら、がんばれと応援していた。

こうして2時間くらいの護衛の末、3匹とも無事に海へと旅立って行った。これから海の中で生きていくのも大変だろうが、3匹とも元気に育って欲しいものだ。我が子の旅立ちかのごとく、子カメを海に送りだしたのであった。もう、この頃になると親にでもなったような心境(笑)。

ただ、もう子カメいないかなぁ〜ともう一度浜辺を探してたら、20m先くらいを歩いている子カメを見つけた。その子も無事に海へ行けるように護衛しようと思い、近づいて行こうとした矢先、鳥がやって来て、子カメの前足をつかみ、そのまま子カメを丸飲みしてしまった…

ちょっと、いやかなりショックな映像だった。自然の厳しさをまざまざと見せつけられた瞬間だった。言葉では知っていたけど、これが食物連鎖なのね…

こうして、子カメを送り出したりして時計を見ると、朝の9時過ぎ。かれこれ4時間以上もいたことになる。さすがに、自分たち以外にカメを観に来ている人ももうおらず、この辺でようやく自分たちも引き上げることに。

今日は、産卵を明るい時に観れ、カメを救助し、子カメにも出会え、最後は自然の厳しさを目の当たりにし、まさにカメづくしの日となった。

いや〜、それにしても子カメはかわいかったなぁ。


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2008年2月2日(土)
アリバダ
昨夜のオサガメの産卵の感動も冷めやらぬまま、プラヤ・グランデを早朝に出発し、プラヤ・オスティオナルに移動。

プラヤ・オスティナルは辺鄙なところにある小さな村で、道もずっと未舗装のデコボコ道。そこを途中の2時間くらい立ち乗りと、なかなかハードな行程だった。



なんでこんな田舎まで来たかというと、実は、ここに来たのもカメの産卵を観るため。ここでは、アリバダといって、下弦の月の頃にヒメウミガメが大量に浜辺にやって来ては産卵するという現象が観られるらしい。1番ピークは9〜11月らしく1000匹近いカメが来ることもあるらしい。

残念ながら今はピークの時期じゃないが、小規模なアリバダは観れるらしいからやってきたというわけだ。

村に到着して、今がちょうどそのアリバダの期間だと聞く。ただ、4日目なんで浜辺に上がってくるカメも少なく、来ても病気のカメや老カメが多いと聞かされるが、なにはともあれ、とりあえず夜を待つことに。

夜になり、ガイドに案内されて浜辺へと。ガイドが持つ唯一の赤い光の懐中電灯を頼りに、浜辺を歩きつつカメを探す。真っ暗で自分たちは、何も分からないがガイドがカメを発見!

ちょうど、卵を産み落とす穴を掘り始めたところのようだ。しばらく観ていると、ガイドからこのカメは半身が不自由だから上手に穴を掘れていないと教えてもらう。両足で交互に掘り起こしてできた砂の山が左右均一じゃないかららしい。確かに、そう言われてみると左右均一じゃない気がする。さすがに、ガイドだけあって目の付けどころが違うなと感心。

そして、ガイド曰くおそらくこのカメはちゃんと穴が掘れないから産卵は無理だろうとのこと。

カメはしばらくの間、不自由な体で一生懸命穴を掘っていたが、結局諦めて産卵せずに海へと帰って行った。せっかく産卵に来ても、産めずにまた帰って行く後ろ姿が、妙に寂しそうに見えてしまった…

気を取り直し、他のカメが来てないかと再びカメを探していると、ちょうど海から上陸してきたカメを発見!今度のカメは歩くスピードも問題なく、砂の上に付いた足跡も問題ないから健康なカメだとガイドが教えてくれる。きっと産卵が観れるわよ言っている。その言葉を聞いて、期待が高まってくる。

カメは穴を掘るのに適した場所で止まると、器用に後ろの両足で交互に砂をすくっては穴を掘って行く。しばらく掘り続けて、深さが50センチくらいになったところで掘るのをやめ、今掘った穴に卵を産み落とし始めた。ピンポン玉大の大きさの卵を100個くらい産んだあとは、後ろの両足を使ってその穴に砂をかけ、だいたい埋め終わったところで、両足と腹を使ってドシン!ドシン!と砂を踏み固めていた。そして、最後にもう一度、今度は前の両足も使って砂をかけて産卵が終了というわけだ。

そして、休む間もなくカメは海を目指して歩いていき、夜の海へと姿を消していった。

昨日のオサガメの産卵もよかったが、なんと言っても、今日はカメの上陸から産卵、海へ帰る所までと一連の流れを観ることができて、マジで感動した。特に、カメが卵を産んでる時に、目から涙を流してるところがよかった。(実際は、あれは涙ではないらしいけど、まあそうとらえる方がいいでしょう。)

今日は昨日にもまして、感動シーンが観れて良かった。がんばってここまで来た甲斐もあったというものだ。


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2008年2月1日(金)
念願かなって
昨日だめだったんで、今日は絶対に産卵ツアーの予約を取ってやるということで、睡眠不足の体にムチ打って朝の7時前から事務所に行った。さすがに、自分以外誰も来ておらず一番乗り。

事務所が開くのは8時からとうことで、開くまでにまだ1時間近くあったため、割り込みが横行するコスタリカなんで、誰にも割り込まれないように事務所のドアの目の前で寝て待つことに。これだと、俺を起こさなきゃ事務所のドアも開けれないし大丈夫だろう。

予定通り事務所のお兄ちゃんが8時にやって来て、事務所の中に入るために、とおせんぼをして寝ている俺を起こしてくれる。というより、俺を起こさないと中に入れないんで仕事が始まらない…

こうして、今日は予約1番乗りをゲット!ただ、電話予約が優先なんで、これでも予約順位は41、42番目というのが悲しいところだ。これだけがんばっても、当日予約は2グループ目にしか入れないということだ。

ただ、昨日も一昨日も途中で帰る人が多いんでこの番号くらいだと、1グループ目に繰り上げで入れる可能性がある。今日はそれを期待することに。

今日の満潮時刻は22時半頃。7時に事務所に集合して、いつものようにオサガメの説明&ビデオを見るんだが、さすがに3日目ということでか、事務所のスタッフの方から君たちはもう3回目だから今日は聞かなくていいよと言われる。要するに、向こうも俺らが今日で産卵を観るために3日間通ってると知ってるわけだ。3日間も通ってくる奴なんて、そうそういないだろうから顔を覚えられても当然か…

3日目ともなると、カメを待つのも慣れたもんで、本など持ってきて有意義に時間を過ごしつつ、のんびりカメを待つ。

そして、23時頃ついに今日の1匹目のカメが現れる!ただ、自分らは2グループ目なんで1グループ目の人間がある程度諦めて帰ってなければ観れない。たくさん帰ってくれてたらいいんだけどと、ヤキモキしながら待っていると、1日目にちょっと話をしたスタッフが俺らのところに来て、こっそりと自分らが持ってる予約札と途中で帰った1グループ目の人の予約札とを交換してくれた!どうやら、3日間も通い詰めてる俺らが憐れでしかたなかったらしい。それで、こっそり交換してくれたようだ。おお、お兄ちゃんありがとう!と大声でお礼の一つでも言いたかったが、他の人の手前アイコンタクトでお礼をいう。

とにもかくにも、これでついに念願のオサガメの産卵が観られる。3日間粘った甲斐があった。最後は、スタッフの同情まで誘うくらいがんばったからな。

カメの産卵を観るのは初めてだったが、満天の星空の下、カメが一生懸命に卵を産み落とす姿は感動的だった。

産卵の様子や、オサガメについては嫁さんのブログのほうに詳しく書いてあるんでそちらをご覧あれ。

こうして、3日間粘ったオサガメの産卵ツアーも無事終了。めでたし、めでたし。


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