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2008年5月31日(土)
サラグロ
クエンカからサラグロへ移動。

 

移動した以外は特に何をやるわけでもなく、サラグロの村をぶらぶらして終了。


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2008年5月30日(金)
醤油
今日スーパーに行って醤油を見てたら、味○素の醤油が売っていた。しかも、500mlで1ドルしない値段と日本製の醤油にしては激安。

普通、こっちでキッ○ーマンの醤油とか、小さい瓶に入ったやつでも4〜5ドルするからかなり安い。

なんで、こんな安いんかなって思ってラベルの裏を見たら、味○素は味○素でも、『味○素ペルー』って書いてあった。

どうりで安いわけだ。ペルーは隣の国やし、日本から持ってくるよりかは全然安く済むからな。

でも、ペルー製とはいえ味の方は日本の醤油とほとんど変わらなかった。こっちで売ってる中国製や現地製の醤油は、正直日本人の舌には醤油には感じないもんが多い。やっぱ、ペルーは日系人がいるだけあって、醤油も日本のテイストが根付いてるんかな。

そういうことで、安くて美味い醤油が手に入ったのは嬉しい限り。


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2008年5月29日(木)
リャマ
久しぶりに遺跡観に行ってきた。

遺跡もよかったが、遺跡の中にリャマがたくさんいてそっちのほうが気になった。けっこう近くで観れて良かった。リャマってラクダみたいな顔してるんやなぁ。

 

 

      

以上、リャマ尽しでした。


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2008年5月28日(水)
エクアドルの大阪
朝のバスで、グアヤキルからクエンカへと移動。

 

グアヤキルのバスターミナルは、巨大スーパーやいろんなテナントが併設している近代的な建物で、ここでも首都キトとの差を感じさせられた。

グアヤキルの人は気性が荒いのか、キトが首都であることに我慢ならないようで、首都をグアヤキルに移せ!とたびたびデモとかやってるらしい。いつかは、わざわざキトまでデモの遠征にまで行ったことがあるらしいんで、なかなか気合いが入っている。

日本でいえば、大阪(グアヤキル)の方が東京(キト)よりも町の規模も人口も多いんやから、東京みたいなちんけなとこじゃなし、なんで大阪を首都にせぇへんねん!こら!ボケ!カス!と叫びつつ、大阪だけじゃ飽き足らず東京の通りでも、デモをやるといったところだろうか…

そんなエクアドルの大阪・グアヤキルを発つべくバスターミナルでクエンカ行きのバスを探す。ただ、ここのバスターミナルは、きちんと案内標識がいたるところにあるので、それに従って行けばいいだけで、別に人に聞かなくとも行けるようになっている。

しかし、ここで一人のガキがあらわれて、どこに行くのかと聞いてくる。クエンカと答えると、頼んでもないのにこっちこっちと案内しようとする。しつこく荷物持ってあげようかと何度も言われたが、どうせ金せびられるだけだし、盗まれる可能性だってあるので、いいよと断る。

というより、別におまえいなくても自分らで行けるからいいよと言うが、それでもこっちこっちとついてくる。なかなか強引なヤツだ。

ガキを無視して、クエンカ行きのバスカウンターでチケットを買いバスの乗り場へ。まだ、ガキはついてくる。

乗り場には、バスチケットを持った人間しか入れないんで、当然ガキは入れない。ガキを無視して、乗り場へ入ろうとすると、案の定ガキが金を要求してきた。1人1ドルで合計2ドル。

勝手についてきただけで金を要求するとは、インド人みたいなやつだなこのガキは。そう思いつつ、とにかく相手にするのも面倒なんで、無視して乗り場へ入って行くと、金がもらえなかったからか俺に悪態ついて帰って行きやがった。

う〜、なんてやつだ。勝手についてきただけのくせに、案内したから金よこせと言って、もらえなかったら悪態ついて行くとは。ガメツイにもほどがあるぞ…

そして、このガキの強引なまでの商魂のたくましさをみて感じた。グアヤキルはエクアドルの大阪や!


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2008年5月27日(火)
カングレホとイグアナ
グアヤキル名物の一つ、カングレホを食べた。カングレホとはマングローブ蟹を茹でたもの。

 

トンカチで豪快に叩き割って食う。味の方は、泥臭い味がするんかと思っていたが、香草とか入れて茹でてあるのでそんなことはなく、ちゃんと蟹の味がして美味かった。

カニを食した後に行ったのは、『イグアナ公園』。これもグアヤキル名物の一つで、公園にイグアナが放し飼いにされている。今やグアヤキルの観光名所。

     

       ハトの餌に群がるイグアナ

 

        ウジャウジャたくさんいる

 

          ベンチにも上る

 

            花も食う

     

           ゴミを漁るイグアナ

とにかく、ハトよりもイグアナの方が多いんじゃないかってくらい多くのイグアナがいた…

ガラパゴスでもウミイグアナをこれでもかってくらい見て、今日はここで無数のイグアナを観賞。ここエクアドルで胸やけしそうなくらいイグアナを堪能したので、しばらくはイグアナは観なくてよかです(笑)。


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2008年5月26日(月)
グアヤキル
昨日の午前中、人生初の列車の屋根乗り体験を終えたあとは、昼のバスでグアヤキルへと移動。嫁さん曰く、途中崖崩れした道路の脇を通ったりして、かなりきわどかったらしいが、自分は爆睡していてまったく気付かず…とりあえず、無事に着いてよかった。

 

グアヤキルは港町でエクアドルの海の玄関口。人口も首都のキトよりも多く、近代的な高層ビルが立ち並んでキトよりも都会という印象。

そして、標高の高いアラウシから港町のグアヤキルに来たので蒸し暑く感じる。ただ、グアヤキルは宿の値段の割には質のいい宿が多いようで、今泊まってるとこなんか、8階建てでエアコンも付いていて、ちょっとした日本のビジネスホテルくらいはある。そもそも、エレベーターの付いた宿とかこの旅初じゃなかろうか(笑)。立地も町のど真ん中と申し分ない。これで1泊2人で14ドルだから、安いといっていいだろう。

何よりも、グアヤキルはエクアドルでナンバーワンの治安の悪い町らしいので、宿が人通りの多い町のど真ん中なのはありがたい。

そして、今日の夜はその地の利を活かして、宿の目の前にある映画館へ、インディー・ジョーンズの最新作をレイトショーで観に行ってきた。夜は2ドルちょっとで観れて安い。昼間でも3ドルちょいやから、やっぱ日本の映画館は高いよなぁ〜。

スペイン語吹き替えだったんで、言ってる事はさっぱり分からなかったが、アクションとかが多いんで内容はなんとなく理解できた。

それにしても、ハリソン・フォードって今何歳だ?もう激しいアクションとかやるような歳じゃないような…そういや、スタローンも60歳でロッキーにでてたっけ?

いくら本人がやる!と言ったとはいえ、ハリウッド映画も無茶させすぎなんじゃ…とはいえ、おじさん、いやおじいさんと言ってもいいくらいの年で頑張ってるなぁ〜と感心しながら映画を観賞。

映画を見終わったら、映画館の外を十二分に警戒し、ダッシュで3秒のホテルのロビーへ一目散に駆け込む。

そのあとは、部屋に戻りエアコンの効いた部屋で就寝。以上。


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2008年5月25日(日)
屋根に乗る
朝5時起床。電車ではなくバスでアラウシまで移動。

バス2台が出ていたが、乗っていたのは、ほぼ全員外国人観光客。自分らも含め、みんな列車の屋根に乗りたいがために、こんな朝っぱらから早起きしてきた野郎どもだ。

バスに地元民が全然いないところを見ると、列車の屋根に乗るなんて全く興味がないんだろう。彼らから見れば、早朝から列車の屋根に乗りてぇ〜と群がる俺らは、酔狂な奴らだと思われていたに違いない。

そんな酔狂な俺らを乗せたバスは、8時過ぎにアラウシ駅前に到着。ここで、その屋根に乗れるという観光列車のチケットを購入しないといけない。列に並んでチケットをゲット。一便目には乗れなかったので、二便目に乗り込むことになった。

     

列車は、一輌編成で小さいので行きと帰りで屋根に乗る乗客を入れ替える。

     

屋根の上からの眺め。切り立った崖ギリギリを通る。

     

途中の景色。緑がキレイ。

     

最後は屋根の上で記念写真。興奮したのか、ガッツポーズの嫁さん(笑)。


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2008年5月24日(土)
誕生日
電車は明日の出発なんで、今日はリオバンバ観光でもしようと思っていたが、ガイドブックを見ても特に行きたいところがない。

ということで、今日は基本的に宿でゴロゴロ。

実は、今日は嫁さんの誕生日。ということで、何か美味いものでも食いに行こうかとも思ったが、リオバンバに誕生日に行くようなちょっと小粋な店もなくあえなく断念。中華料理屋や定食屋はあったが、誕生日に敢えてそんなとこに行くこともねぇだろうし…

一応、プレゼントに花だけ買ってはきたものの、夕飯は屋台のぶっかけ飯で済ませた。

田舎なんで、まあ、しゃあないか。そういえば、俺の誕生日もコロンビアの田舎町やったなぁ。


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2008年5月23日(金)
リオバンバ
ラタクンガを出発し、昼過ぎにリオバンバに到着。



リオバンバからは、日曜日にアラウシ行きの列車が出ている。ただし、列車は列車でも、ここの列車は世界でもここだけという名物列車。なんと、乗客が屋根の上に乗ることが許された列車なのだ。途中、トンネルを通過したりしてけっこうスリリングでおもしろいみたいだ。

ただ、何年か前に観光客が屋根から落っこちて死亡する事件があったとかで、今はアラウシ行きの列車の屋根には上がれないらしい。

その代わり、現在はアラウシから廃線になった線路を使って観光用の列車を走らせ、その屋根の上に乗れるようになっている。

電車の屋根に乗るなんて、そうそう体験できるもんじゃないんで、当然自分たちもそれに乗るつもりでやってきた。

しかし、夕方駅へ日曜日の切符を買いに行ったら、日曜日のアラウシ行きはないらしい。土砂崩れで線路がふさがれてしまい、とりあえず日曜日は絶対に出ないということだ…代わりに、アラウシ行きのバスを出すから、それでアラウシまで行ってくれと言われた。

うぅ〜、せっかくなら電車移動にしようと思って、アラウシまで行かずにリオバンバまで来たのに、こんなことならアラウシまでバスで行ってりゃよかったよ…

とはいっても、もうバスで行くしか手段はないんで、日曜日のアラウシ行きのバスチケットを買って帰ってきた。

残念だが、天災なんでしょうがないか…


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2008年5月22日(木)
寝坊…
ラタクンガからバスで40分くらいのサキシリという町の市に行ってきたが、寝坊してお目当ての物が見れなかった…

何を見たかったかというと、牛の屠殺場。ここでは、毎週木曜と土曜の市にあわせて屠殺場で牛の解体をやっていて、一般の人も中に入って見学できる。

牛の解体なんて見たことなかったんで楽しみにしてたのに、寝坊してしまうとは…

ただ、キロトアに来てから分かったが、解体は朝の5時くらいから始まって、8時くらいには終了するらしいんで、寝坊してなくても見れたかどうかは疑わしいところだが。

結局、かろうじて屠殺場の隅で牛の頭を叩き割ってた現場だけ押えて帰ってきた。



            牛の頭の解体


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2008年5月21日(水)
中華料理で困ったことに
世界の大概の町にあると思われる中華料理屋。ここラタクンガにも、当然の如く何軒かの中華料理屋がある。

今日の晩飯はその中華にしたが、キトで『玉面館』の中華をひたすら食ってた俺らには、全くもって満足できる味じゃなかった…

別に、この店が特別まずかったとかそういうわけでもない。今まで中南米で食ってきたどこにでもあるような普通の味だ。

そう、キトの『玉面館』で美味い中華を食い続けていた俺らは、普通の中華じゃ物足りない舌になってしまっていたのだ!

これは由々しき事態だ…正直、中南米料理は肉食中心で、野菜とかたっぷり食べられない。そういう意味で、野菜もしっかり食べられる中華料理は、中南米の食生活においては、俺らのオアシス的存在だった。

しかし、もはやその中華にすら満足感が得られなくなってしまったなんて…この先何を食って生きていけばいいんだ!?

とまあ、ちょっと大げさに書いてみたが、確かに普通の中華じゃ物足りなくなってしまってるのは事実。そのうち、舌も退化してまた元の中華でも満足できるようになるんやろうけど。

美味いもんばっかり食って舌が肥えるのも、それはそれで困ったもんだ(笑)。


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2008年5月20日(火)
一日で終了
キロトアには綺麗な火口湖があって、のんびりするにはいいところと聞いて来た。

確かに火口湖は綺麗で、周りの景色ものどかでいい。



でも、それ以外に何もない…

たぶん、家も宿をあわせても10件くらいしかないだろう。そんな小さな村なんで、観光も昨日の午後と今日の午前中で終了。

本当は2〜3日いるつもりで来たんだけど、ほかに特にやりたいこともないし、ここは標高3000m以上あって寒いんで、キロトア滞在は1日だけにしてラタクンガへ移動することに。



ちなみに、今日のバスはボラれませんでした(笑)。


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2008年5月19日(月)
久々の移動
ついにというか、ようやくというか、1か月半くらいいたキトを出発。今日の目的地は、キロトア。



久しぶりの移動、重い荷物をからって歩くのも懐かしい。背中にずしりとくる。こんなに荷物重かったっけ?韓国食材店で補給した『信州味噌』1キロとカレールーのせいか!?まあ、重いといってもバスターミナルまではタクシーだから楽チンなんだけど。

キトからキロトアまでは、途中ラタクンガというところで一回乗り換えないといけない。キトからラタクンガに着いて、キロトア行きのバスに乗り換え出発まで待つことに。

車掌に値段を聞いたら、一人3.5ドルとのこと。いつもは、バスに乗る前に何人かに聞いて、バスの値段を調べておくんだが、今日は久しぶりの移動で、ついついその確認を怠ってしまった。

言われたとおり、二人分で7ドル払って出発を待っていた。ただ、出発までまだ30分以上あると言われ、トイレにも行きたかったし、出発前に行っとこうと思いターミナルの中に入ったら、どっかのバス会社の看板にキロトア行き2ドルって書いてある。

あれ?もしかして、ぼられちゃった…

でも、まだバス出てないし、これは車掌に文句言って返金してもらおう!

バスに戻って、車掌にキロトア行きは本当は2ドルだろ!って言ったら、最初はごまかしてたものの、他の客が文句言ってくれたりして、最終的には返金するということになった。

やっぱ、こういう国なんで、ちゃんとバスの値段は乗る前にきちんと確認しとかなあかんなぁ。

バスも出発して、あとはキロトアに着くのを待つばかりのはずだった。しかし、キロトアの一つ手前の町で客が俺ら二人ともう一人の客を残して全員降りてしまった。

そして、運転手と車掌二人して、ここからキロトアまで行きたかったら、追加で1ドル払えと要求してきた。そして、払わないなら降りろとまで言ってきた。完全に足元みてやがる…

ただ、こっちも払う気なんてサラサラない。とにかく行けや!ちゃんと金は払っただろ!と強気で抗議。そしたら、一応もう一人の客もいる手前だろうか、キロトアに向かって出発した。

ふ〜、これで一安心と胸をなでおろしたのも束の間、もう一人の客がバスを降りてしまった…

そうしたら、ここぞとばかりにまた1ドル払えと二人して要求してきた。しかも、ニヤケた顔で言ってきやがる。

ここで、カチ〜ンとキレてしまった俺は、車掌に思い切り蹴りを食らわした。そして日本語で、

「おまえ、キロトアまで2ドルって言ったやろ!なんで、いまさら1ドル追加で払わないかんとや!ふざんけんな!ボケ!」

と日本語でまくし立てたら、車掌も運転手も唖然となって固まってた。

そして、これが効いたのか運転手が黙ってバスを動かし始めた。

こうして、なんとかキロトアまで来ることができた。

それにしても、こっちのバスはちょっとでも油断したらボラれるからイヤになる。久々の移動でこっちも移動ボケしてたせいもあるが、これからは気をつけないといけないな。


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2008年5月18日(日)
久しぶりの観光
今日は久しぶりに観光へ。

観光といっても、ロープウェイに乗りにいっただけなんですが…

キト市内のはずれから、ロープウェイで4000メートルくらいのところまで登って、そこからキト市内が一望できる。終末なんで、カップルやら家族連れやらがいて、人はかなり来ていた。

自分らが頂上まで行った時は天気も良かったんだけど、行って30分くらいで一気に雲ってきて、軽く雨も降り出した。気温も急に下がって来て、景色も真っ白で何も見えなくなってしまった…

結局、頂上には1時間くらいいてすぐに退散。

昼飯は、いつもの『玉面館』。晩飯も『玉面館』。あとは宿でゴロゴロ。

観光行ったとはいえ、ほとんどいつもと変わらない生活やった。


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2008年5月17日(土)
ムスリムタウン?
晩飯を食いに行ったインド料理屋が美味かった。値段はちょっと高めだったけど、その分味は本格的。もちろん経営してるのはインド人。

この店の周りには、他にもネパール料理の店とかケバブを出す店がけっこうある。店先でシーシャ(水タバコ)をやってる人もいたりして、このゾーンだけ中東・アジア色がかなり濃い。キトの小さなムスリムタウンといったところだろうか。

そういえば、歩いてる人間の顔も、そっち系の人が多くて、ヒゲ面の濃い顔の人が多かった(笑)。


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2008年5月16日(金)
コロンビア人と遭遇
偶然とは重なるもんで、新市街を歩いてたら、知り合いのコロンビア人に遭遇。

昨日の日記に書いたダメおやじ同様、このコロンビア人もあのドロボウ宿を追い出された経歴の持ち主。容疑は、ドラッグのやりすぎ…

夜部屋で、マリ○ァナやコカ○ンばっかやってるもんだから、オーナーに出てけと言われてしまったのだ。ちょうど、嫁さんの水着が取られたりと、連続で盗難事件が発生したときだった。

もう怪しい客は一人も泊めたくないというオーナーが、まっ先に彼を追い出していたのを覚えている。ただ、彼の犯行じゃなければ、とんだとばっちりをくったわけだが、ドラッグばっかやってるようじゃ、あの状況では追い出されても仕方なかったのかも。

確か、お金も本当に持ってなくて、俺も一度金貸してくれと言われたことがあった…

そんな彼だが、自分で編んだ手首とか足首に巻くミサンガを新市街の路上で売っていた。

売れてるかどうかは、その時見たかぎりじゃ分からなかったが、まだこうしてキトにいるところをみると、そこそこ売れてるんだろう。売れてなきゃ、宿代払えなきゃ、飯も食えないわけだし。

それにしても、以前同様あいつの顔色悪かったなぁ。あんまり飯食ってないか、相変わらずドラッグのやり過ぎなんだろう。

このコロンビア人にしろ、昨日のダメおやじにしろ、ダメ生活者であることは間違いない。ただ、宿を追い出されたあとも、こうやって自力で稼いで生きてるんだから、ある意味たくましい奴らだ。


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2008年5月15日(木)
ダメおやじ
今日、市バスに乗っていたら一人のギター弾きのおやじが乗り込んできた。

こっちでは、ギター弾きがバスに乗り込んできて、1〜2曲ほど歌とともに披露して小銭をもらうなんてのは普通のことなんで、それだけなら大して驚きはしなかった。

しかし、今日バスに乗り込んできたギター弾きは俺の知ってる人だったんで驚いた。

なんで、俺がこのギター弾きのおやじを知ってるかというと、以前泊まっていた旧市街のドロボウ宿にこのおやじも泊まっていたから。

初めて、あのドロボウ宿にチェックインした時に、ベロンベロンに酔っぱらってるおやじがいたんだが、そいつがこのおやじだった。

しかも、泊まっている客に片っ端から食い物をせっびって回ってたんで、正直ウザいおやじだなあと思っていた。

その時、ぐでんぐでんに酔っぱらったこのおやじが、ギター片手にやって来て、俺や一緒にいた日本人と話をしたんだが、そん時の話では、

「俺は、ニカラグア生まれのミュージシャンで、今はエクアドルに公演に来てるんだ。明日の朝の飛行機で、今度はニューヨークに行くのさ。」

と大声で言っていた。

正直、そんなエクアドルやニューヨークで公演するようなミュージシャンが、1泊3ドルのホテルに泊まるわけないと思いつつ、はいはいと話を聞いてあげてた。

その間、おやじは酒だけは自前で買ったラムをボトルのまま飲んでたが、つまみは俺らのをちゃっかりたかってた。とにかくセコイおやじだったという印象だけが残っていた。

ただ、実際に酔っ払ってた次の日に宿を出て行ったんで、ひょっとして本当のこと言ってたんかなあと思っていた。

しかし、あとで実状を聞いたら、宿のオーナーに追い出されただけだったことが判明。

毎日、客にからんで食い物せびったり、夜中に勝手に冷蔵庫から他の客の食い物を盗み食いしてたこのおやじに、ついにオーナーがキレて追い出してしまったのだ。

しかも、オーナーは知り合いの探偵に頼んで、このおやじの身辺調査までやっていて、本人はニカラグア人とか言ってるが、実際はエクアドル人だったらしい。

とにかく、盗みはするわ経歴もデタラメだわといい加減なおやじだったことには間違いない。

そんないい加減おやじが、自分の乗ったバスにギター片手に乗り込んで来たもんだから驚いてしまったのだ。

愛想笑いを浮かべつつ、バスの前で歌を歌い始めるおやじ。歌詞は、スペイン語なんでよく分からないが、軽快なテンポに合わせて歌っていた。

そして、客受けがよかったんだろうか、客の何人かは手拍子してるし、間奏の時のおやじのトークが面白いのか、けっこうみんな笑ってた。

2曲終えて、客のところへ行ってお金を徴収していたが、かなりの人がおやじの帽子にお金を入れてた。今まで見た中では、おそらく一番もらってたと思う。実際に、これまでで一番客受けも良かったから、当然の結果なのかもしれない。

ちょっとだけ、おやじスゴイ!と思ってしまった。

でも、稼いだ金でまた酒買って、どっかの宿で今晩もくだ巻いてんやろうなあ…そう思うと、やっぱダメおやじやわ(笑)。


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2008年5月14日(水)
旅延期
この前の日記にも書いたけど、旅に出て1年が過ぎた。

当初の予定であれば、来月末くらいに日本に帰国する予定でいた。しかし、中米はともかく南米はまだコロンビアとエクアドルしか回っていない…エクアドルだってまだ途中だし。

だいたい、この日記のタイトルを『中南米夫婦珍道中』とかつけたくせに、このままでは中米珍道中にしかならないぞ。

あと1か月ちょいで、残りの南米を見て回るなんて不可能。ウユニ塩湖・イースター島・パタゴニア・リオのカーニバルなどなど、とにかくまだまだ見てないところはいっぱいだ。しかも南米はでかい!いったいどうすればいいのか!?

どうする?カルロス夫婦よ!?

それに対して、我々夫婦が出した結論は、

ずばり!

『もう1年延期。』

だいたい、こんなペースで旅をしてたら、1年ちょいで中南米を見て回るなんて不可能だとは、だいぶ前から気付いてはいたんだけどね…

ただ、そろそろこの先どうするかを決めないといけないなぁと思っていて、いろいろと二人で話し合った結論がこうなった。

ということで、まだまだ我々の旅は続きます。


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2008年5月13日(火)
コーラー風味炊き込みご飯
夕方、宿のキッチンをのぞいたら、オーナーの彼氏が晩飯の準備をしていた。

何を作ってるのか尋ねたら、『ご飯のコーラ煮』を作っているらしい…日本風に言えば、『コーラ風味炊き込みご飯』といったところだろうか…

ご飯をコーラで煮るなんて!?日本人からすれば、そんなもん美味いのか?と思ってしまうが、彼曰く、なかなか美味いらしい。

実際に、キッチンにあった料理本を取って、

「ほら、こうやって本にも載ってるようなちゃんとした料理なんだぜ。」

と教えてくれた。

たしかに、写真で見る限りはなかなか美味そう。それこそ見た目は、日本の炊き込みご飯のようだ。

ちょっと興味あったんで作り方を見ていた。

まず米を油で炒める。

その次に、細かく刻んだタマネギ・ニンジン・ひき肉・ニンニクなんかを入れて、一緒に炒める。

炒めたそれを鍋に写して、そこにコーラーをたっぷりと油を少々入れて、あとはじっくりと煮込む。

水分が飛んでご飯がふっくら炊きあがったら、最後にレーズンを散らして、はいできあがり。

作り方自体は、いたって簡単。

そして問題の味の方だが、これが意外に美味い!味はうまく説明できないが、普通に食える。

正直、不味いやろうと思ってたんで、ちょっと驚いた。

興味のある方は日本でお試しあれ。


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2008年5月12日(月)
カメラ郵送
カメラを日本に郵送した。

こっちのカメラ屋に持って行ってもダメ、日本からキットを郵送してもらってもダメ。結局、日本のメーカーにおすがりするしかないということだ。

あとは、カメラが無事に日本に届いてくれ〜。


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2008年5月11日(日)
うるさかった…
昨日の夜は、よく眠れなかった…

宿の目の前で、学生と思しき学生が酒盛りをやっていたからだ。しかも、誰かギター持ってるやつがいたもんだから、ずっとみんなで絶叫のど自慢大会。それが延々と朝方まで続いてた。しかも、そんな集団が3組もいたんじゃあ、どんなに寝つきがいいやつでも寝れないってなもんだ。

うるせぇな、この野郎!と怒鳴りつけてやりたいところだったが、相手は酔っぱらいだし、下手したら殺されかねないし、結局何もできず…

というよりも、その通りを普通に警官が歩いてるのに、なんの注意もなし。ビビってんだろうか?そう思って見ていたが、そうでもない。それよりも、なんか笑顔で話しかけたりしてた。ビビって、愛想笑いでも浮かべて若者に媚でも売ってんだろうか?まあ、そんなわけはないはずだから、もはや、あの路上でのドンチャン騒ぎは、警官公認ということだったんだろう。

警官も、若者が元気よく騒いどるなぁ。元気があってよろしい!くらいの気持ちだったんかもしれない。

それを見て、なにかが間違ってるぞこの国は!そう思わずにはいられなかった。


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2008年5月10日(土)
日本食レストランにて
久しぶりに日本食レストランに行った。ただ、日本食レストランとはいっても、今日行った店は、日本に何年か住んでいた中国人が経営しているレストラン。

お店では、カツ丼とチキンカツを注文。チキンカツは、まあ普通の無難なお味でしたが、カツ丼がいけてない…ダシの味がなんか違う。というか味がない。ご飯もパサパサな上に、かかってる汁が少ないから正直美味しくなかった。

あんまり箸がすすまないでいると、店の主人がやってきて、

「美味しいですか?」

と、たどたどしい日本語で聞いてきた。

正直に、あんまり美味しくないと答えた方が良かったのかもしれないが、正直に言うのもかわいそうかと思い、ついつい美味しいなどと心にもないことを言ってしまった。店の主人は、日本人の客に美味しいと言ってもらえて満足そうだった。

でも、いま思えば、この店に俺ら以外の客はあんまり来てなかったし、正直あんまりはやってなさそうな店だった。

う〜ん、やっぱ正直に不味いっす!と答えてあげた方が、この店のためにも良かったんかなぁ。でも、いきなり初対面で面と向かって不味いっす!って言えるほど神経図太くはできてないからな。難しいところだ。

まあ、きっといつか俺に代わって誰かが本当のことを言ってくれるだろう。


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2008年5月9日(金)
不運続き…
現在、ゴミが付いたままのカメラ。

日本から送ってもらった修理キットでもダメで、こっちのカメラ屋に修理に持って行っても無理だと言われたカメラ。

もはや日本に送り返して修理してもらうしかないと思っていた今日の午後、宿の近くで1軒のカメラ屋を発見。

日本に送る前に、ダメモトでもう一回だけなおるかどうか聞いてみよう。藁にもすがる思いで店に入った。

店の中にはおやじが一人。修理を専門にやっているのか、作業机の上には修理を依頼されたカメラが何台も置いてあった。

これは期待できるかも、そう思いおやじにカメラにゴミが付いてしまったから、これを撮って欲しいと相談してみた。一度、別のカメラ屋に持って行って無理だったことも、正直に話した。

そして、おやじは、特にカメラのどの辺にゴミが付いているか確認もしないうちから、俺に、

「大丈夫、こんなのなおすの簡単さ!俺は、この道長いプロなんだから、まかせときな!」

という返事。

正直、最初は期待してたが、この軽い感じの返事に不安を覚えた。何よりも、自分でプロだから大丈夫だとかアピールしてくること自体が胡散臭い。とにかく、ラテンのこういった安請け合い的な返事は信用しない方がいいにきまってる。

不安を覚えて、修理に出すか出さないか迷ってた俺に、さらに,、おやじは、

「とにかく俺は、長年カメラの修理をやってきたプロだから大丈夫。必ずなおしてあげるから。俺を信用してカメラ預けていきなさいよ。修理がダメだったら、お金は1円もいらないから。」

ぶっちゃけ、この軽い返事に、ますます不安を感じてしまったんだが、どうせ日本に送り返さないといけないんだし、ここでもしなおるんなら儲けもんだと思い、不安ながらも修理に出してみることにした。

そして、ばっちりなおしとくから、1時間後に来いと言われ店をあとにした。

店を出てからも、おやじの対応も軽い感じで、修理に出したの失敗したかなぁ〜などと思ったりもしてしまったが、もう出してしまったものはしょうがない。そう自分に言い聞かせて、1時間待つことにしたのであった。

約束の1時間後に、店にカメラを取りに行ったら、1時間前とは打って替わって神妙な表情のおやじ。

カメラがなおらなかったことは、この時点で一目瞭然だった…おやじに無理だったんだねと聞くと、そのとおり修理は無理だったという返事。

まあ、しょうがない。これで完全に諦めもついて日本に遅れると思っていた。

そう思いつつ、持ち帰る前にカメラをチェックしていたら、な、なんと、絶対に傷つけてはいけない、ローパスフィルター(フィルムカメラで言えば、フィルムに相当する部分)に傷がついているじゃないか…

ここには、絶対傷をつけちゃいけないのに…今回は、ここにゴミが付いてしまって、それが取れなくて困っていた。そして修理どころか、このアホオヤジは、こともあろうにここに傷をつけやがった!

当然、俺はおやじに傷が付いていることを猛抗議。しかし、おやじは傷なんか付けてない!言いがかりだ!の一点張り。

絶対に、この傷はこのおやじが付けたやつだとは分かり切っていたが、どうせこれ以上続けても、ずっとシラをきり通し続けられるのが落ちだ。

最近、いろんなハプニング続きで、諦めというかこっちの人間と言い争っても無駄だと知ったので、言い争うのはやめにした。

というより、最初に不安を感じつつも出してしまった自分がアホやったんやと、最後には言い聞かせていた。

う〜、それにしてもいろんなことでハプニング続きの俺ら。何かに呪われてでもいるのだろうか。そう思えてくるくらい、ここんとこ不運続きだ…

このまま日本にカメラを郵送しても、無事に届くのだろうか?心配だ…


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2008年5月8日(木)
『男はつらいよ』
そういえば、2〜3日前から宿をまた変えた。理由は、前の宿でネットができなくなってしまったから。

今までは、隣の宿の無線を勝手に傍受して、タダでネットしてたんやけど、急に調子が悪くなったのか、全然ネットができなくなってしまったのだ。

別に、ネットなんて毎日しないといけないもんでもないんだが、同じくらいの値段でネットフリーなら、そっちのほうがいいに決まってるというのが人情ってもんでしょう。

ただ、宿を変えたといっても、前の宿の3軒隣の宿。客も多すぎず、小じんまりした清潔な宿だ。もちろん、ネットフリー。広くて使いやすいキッチンもある。

そういえば、今日はロビーにあるテレビで、日本を発つ時に持ってきた『男はつらいよ』のDVDを観賞した。出発前に、何か1枚DVDを持って行こうと思い、長旅中に見るんならこれしかないだろうと思い選んだのがこれだった。

第何作かは忘れたが、ヒロインは音無紀美子、地方の舞台は福岡の秋月。

寅さんがヒロインに恋をして、最後は結局その恋もかなわずに終わる。そして、桜やおじちゃん・おばちゃんとかに、また旅に出るよと言い残してお店を出て行く。

いつもの『男はつらいよ』のパターンだ。いつ見ても同じパターンなんだけど、でもいいんだよなぁ〜。なんかあの哀愁あふれる感じが、いつ見ても堪らなくいい。昭和の日本というか、人情味溢れるあの感じがとにかくいいんだなぁ。

宿のロビーでこれを見ながら、完全に一人で悦に入ってしまっていた俺でした。


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2008年5月7日(水)
1周年
今日で、旅に出てちょうど1年。あっという間の1年でございました。1年前に福岡空港を出発した日が懐かしい。

これまで、多少のトラブルはあったが、幸い病気や事故、大きな事件に遭うことなく旅を続けてこれてよかった。

それにしても、メキシコから始まった旅やけど、1年たってまだエクアドル。まだ行ってない南米の国もたくさんあるし、やっぱ南米でけぇなぁ〜。


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2008年5月6日(火)
日本大使館
今日は、日本大使館も通常通り営業してました。

さっそく、昨日聞きたかったエクアドルの関税の件について聞いてみた。というより、エクアドルの関税局みたいなところに電話して聞いてもらった。

結論から言うと、修理品でも税金を払わないといけないらしい。あと、修理代にも税金払わないといけないかということに関しては、よく分からないという回答だったらしい。ここに聞いて分からないなら、どこだったら分かるんや…

いずれにせよ、エクアドルでは、最近税制が変わったみたいで、とにかく外国から入ってくる贅沢品については、やたらと税金がかかるようだ。

応対してくれた大使館員の話でも、日本車を輸入したら関税が100%かかるらしい。つまり、200万する日本車をこっちで買おうとしたら、200万+200万にさらに消費税やらなんやらかかって倍以上の値段になるということだ。大衆車のカ○ーラでも、こっちではかなりの高級車というわけだ。

ただ、大使館員は関税なしで車は買えるらしい。そこは持ちつ持たれつということで、大使館員にはそういった関税がかからないらしい。

それにしても、エクアドルの日本大使館の人は、旅行者の俺にも冷たくあしらうことなく、丁寧に対応してくれてありがたかった。最近、銀行といい郵便局といい、ろくな扱いを受けてこなかったんで、親切丁寧な対応自体に思わず感激してしまった。

とにかく、エクアドルでカメラを受け取るのは、下手したら修理代にまで税金かけられそうなんで、ここでは受け取るのはやめだ。

ちらっと聞いた話では、ペルーのクスコが郵便の受け取りについては、かなりゆるいと聞いたんで、クスコでの受け取りを検討してみようかな。


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2008年5月5日(月)
『子供の日』
結局、先週届いた日本からの荷物にあった修理キットでは、カメラはなおらなかったんで、日本に送り返すことにした。

ただ、この前受け取りに行ったとき払わされた関税が高かったように、エクアドルはどうやら外国から入ってくるものに対しては、税金が高いみたいだ。

今回は、デジタル一眼カメラを日本に送り返すことにしたわけだ。まず、無事に届くかどうかという不安があるが、もう一つ気になるのは、日本から仮にエクアドルに送り返してもらった場合、カメラに税金がかかるかどうかということである。

そのことを週末ネットで調べたら、外国に修理に出していた品の受け取りに関しては、修理品だという証明があれば、税金がかからないのが普通らしい。これは、基本的にどこの国でもそうだと書いてあった。書いてあることが本当なら、エクアドルから出してエクアドルで受け取るのが一番いいことになる。

確かに、修理に出した品で、外国から購入した品でもないものに税金がかかるのはおかしな話だ。自分も当然払う必要ないだろうと思って、カメラを日本へ送ろうと郵便局まで行ってきた。

ここで、一応エクアドルの関税係に確認にしておこうと思い、係官と話をした。

「この壊れたカメラを修理のために日本に送って、なおったらまたエクアドルに送ってもらうつもりです。その場合、このカメラが修理品であるという証明書が同梱されてれば、関税は発生しないですよね?」

だが、係官からは思いもよらない返事が!

「いいや、どんな物でもその価格に応じた関税がかかる。修理の場合は、修理代もきちんと書いておくように。修理代にも関税かけるから!」

なんで修理代にまで関税かけられないかんのや!これなら、修理なんて正直に申告せんで、中古で購入したカメラですって、カメラの値段だけ申告した方が安上がりやんか!完全に意味が分からん…

「修理の場合は、税金かからないはずだ!どの国でもそうなってるはずだ。」

と反論してみたが、この前みたいに、

「そんなことはない。エクアドルではそうなってる。」

の一点張り。こういう時に、こっちの人間と話をしても無駄なのは、ここ最近のいろんな事件でよく分かったんで、すぐに引き下がった。

関税係と話を続けても無駄なんで、もうこうなったら、今回は日本大使館に行って、そこで今回のような郵送ケースがエクアドルでは実際どうなっているのか確認してもらおう。もうこれしかない。

そう思い、新市街からバスに乗って日本大使館へ足を運んだ。

しかし、ここで予想もしない出来事が!

受付で、日本大使館に用があると話すと、今日は日本大使館は休みだという。

でも、今日は月曜日。エクアドル人もまじめに働いてるのに、日本大使館が休みなんておかしいんじゃ!?

そう考えていたら、受付のお姉さんが何やら1枚の紙を俺に手渡す。そこには、

『5月5日は日本の祝日につき、日本大使館も休館いたします。』

と日本語で書かれてあった…

そ、そうか!日本は今ゴールデンウィーク。日本の公的機関である日本大使館も、日本の暦通りに仕事をしているということか…それなら今日休みでも仕方ない。

それにしても、『子供の日』で大使館が休みとはツイテない。明日また出直すしかないか…


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2008年5月4日(日)
ゴロゴロ生活
今日は日曜日。嫁さんもサルサは休み。どこか出かけたいことろだが、外は生憎の雨模様。お出かけは中止。

二人揃って、ひたすら部屋でゴロゴロ生活。

こうして1日が終了… 以上


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2008年5月3日(土)
チョコクロワッサン
『玉面館』の中華にはまっているというのは、以前の日記にも書いたが、もう一つ、ここキトではまっているのが、チョコクロワッサン。

新市街のメイン通りにあるパン屋で売っていて、いつも人が並んでいる。そこの一番人気がチョコクロワッサンで、ほとんどの人がこれを買って帰るという人気商品。

先日、銀行の件でお世話になったY君に教えてもらった。それ以来、ほぼ毎日食っている。

もともとそこまでパン好きでもない俺が、毎日食ってるくらいだから、その美味さが分かって頂けるだろう!(こんな説明じゃ分かるわけないか!?)

値段は1個40円と、エクアドルでは決して安くはない値段だが、日本でこのパンを食べることを考えれば、安い、安い!

外はさっくり、中はしっとりってな感じで、本当に美味い!たまに、タイミングよく焼き立てを食うこともあるが、これなんか最高の味だ。

そして、気付いた事が一つある。それは、今の俺の1日の食事で、3食の内、実に2食がほぼ毎日固定されているということだ。

変化なさすぎやろ…

まあ、中華の方は、毎日同じもん頼んで食ってるわけじゃないからいいようなものの、それにしても変化のない食生活。

とはいえ、他に食いたいもんあるかっていったら、今のところ思い当たらない。

ということで、今日も、そして明日も、いやキトにいる間はずっと、この二つは毎日食い続けるだろう。

だって美味いんだもん!


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2008年5月2日(金)
計算に弱いラテン人!?
以前から気になっていたんだが、エクアドルの人に限らず、中南米の人は日本人と比べて数字に弱い気がする。

商店とかで会計してもらう際、暗算が苦手だ。日本人なら誰でもできそうな足し算ができなくて、電卓使って計算することもしばしば。

間違った金額を請求されたりすることもたまにあるし、電卓自体が使いこなせてなくて間違ってたなんてこともあった。

ただ、少なく請求してくることはあまりなく、多く請求してくることが多い。実は、頭のなかではちゃんと計算できているのに、あえて間違ったふりという高等テクニックを駆使しているのかもしれない(笑)。

あと、スーパーのレジなんかで、たとえば会計が5ドル27セントだった時なんか、お釣りを小銭でジャラジャラもらうのがイヤな人は、10ドルだけ払わずに、10ドル27セント渡して、5ドルのお釣りをもらおうとするはずだ。

自分も財布に小銭がいっぱいあって、端数が払える時は、そういうことをやるんだが、こっちのレジの人は、なんで27セントがプラスされてるのか不思議そうな顔をする人が多い。そして、こっちの意向などまるっきり無視して10ドル札だけ受け取り、お釣り4ドル73セントの73セントをご丁寧にも小銭でジャラジャラとよこしてくる。

上に書いたことは、もちろんみんがみんなそうというわけではないんだけど、日本だったらまずあり得ないことだ。

ラテン人が計算に弱いのか、それとも、日本人が計算に強いだけなのか?どっちなんやろ。


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2008年5月1日(木)
5月の始まり
今日から5月。

4月は、ガラパゴスに行ってたり、カードトラブル、郵送荷物の受け取り、あとドロボウ宿から引っ越したりと、いろいろあったもんだから、あっという間に終わった。とりあえず、今はカードでトラブった500ドルが返ってくるのを待つばかり。

旅にトラブルは付きもんだが、今月は平穏無事に過ごしたいものだ。

今日は、嫁さんはサルサ。俺は部屋でお留守番。食事はいつもの『玉面館』。

平穏無事な一日でございました。


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